special02喪服アップサイクル

眠った喪服を蘇らせる
「喪服アップサイクル」

伝統としての冠婚葬祭に対する価値、意識が変わり、
“黒の式服”いわゆる喪服を着用することはその中でも最も機会を失いました。
機会を見いだせなければ、喪服は大切に仕舞われたまま消えゆくのみ。
しかし喪服は、その存在意義ゆえに“最も美しい黒” で技術の粋を集めてつくられています。

喪服最大の魅力、最美の漆黒

喪服の黒染は、何度も下染めし、色を重ねていきます。
用いられるのは「黒浸染(くろしんせん)」という技法。
深く、美しい黒をつくり出すため、白生地を一度紅や藍などの天然染料で下染め。
そして高温の染料に浸して生地に黒色を定着。
その後、水洗いや乾燥を繰り返し、生地を仕上げます。
染料の温度を変えながら、数十回にわたって何度も染め重ねることで、
深みのある色が生まれ、濃密な漆黒が完成します。

その美しい色に再びスポットライトをあて、
込められた想いごと後世に伝えるため、
私たちは新しい価値とともに
蘇らせるアップサイクルプロジェクトを
始動しました。

喪服アップサイクルブランド

式服としての役目を終えた喪服に、
現代のデザインを工芸加工し、新たな価値を加える。
“最高の黒”をまとう機会を創出する、ファッショナブルなきもの……、

それがいち瑠の「r BLACK」です。

喪服のビフォーアフター

つまみをスライドして変化をご覧ください

Before

After

※写真はイメージです

紋を白木蓮の花で覆い、裾にも大輪の白木蓮やつぼみの柄をあしらいました。
黒の深みを引き立てる白い花、シックにもゴージャスにも装える一着に。

着用シーン

さまざまなシーンで活躍

式典でしか着用されなかった喪服が、さまざまなシーンで活躍できる特別な一着に。

祝賀会などパーティ参加 おしゃれなフォーマル着 舞台観劇 お友だちとのお食事

アップサイクル
事例

花やレースなどの好きなモチーフを入れたり、黒地を夜空のイメージに物語のワンシーンを描いたり、楽しみ方は人それぞれです。

上記のご相談に関わらず、
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お気軽にご相談ください。

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